ぼくたちの傷にあふれるものは
あなたの血じゃなく
ぼくたちの血だから
だからぼくたち
じぶんで選んだ道ならば
誰にまちがいと指さされても
そう感じたならしあわせと呼ぶ
声もなきノラ猫のことでさえ
そう感じたならよろこびと呼ぶ
あなたがこの世界にそぐわないぼくたちを
いつかかなしみと呼んだよう
首輪をはずせないノラ犬のことでさえ
いつかさみしさと呼んだよう
ぼくたちはぼくたちが感じたもの
選んだものにしあわせと名づける
そう感じたならよろこびと呼ぶさ
ゆるされなくていい
あなたの決めたしあわせってものにほど遠くて構わない
そう、あなたはどこから見てもうつくしい
ゆるさないでいてもいい
とおいところで
ぼくらを指さし笑っては
ほおづえをついていてもいいよ